中学受験は勉強するモチベーションをいかに上げるかが大事

中学受験で大事になってくるのは、子供の勉強に対するモチベーションです。
高校受験や大学受験であれば、周りもほぼ全員が取り組んでいるので、モチベーションが高くなくても「やらなければいけないこと」という、ある種の割り切りが出来ます。そして、受験勉強は当たり前のことという状態になるので、ある程度は自発的に勉強ができます。
しかし、中学受験はしなくても義務教育で公立の中学に進学できるため、周りには受験勉強をしない子供たちも多くいます。子供としては「なんで周りは遊んでいるのに自分だけがこんなに勉強しなくてはいけないのか」という反発心がどうしても出てきてしまいます。
当たり前の現象ではありますが、これでは勉強に対してのモチベーションを上げることは難しくなります。周りの大人たちがどれだけ言っても、勉強だけは本人がしなくては意味がありませんし、学力もつきません。

そこで、いかに大人が子供のモチベーションを上げるようにサポートしていくかが、中学受験の最初の鍵となってきます。
エンジンがかかれば、子供とはいえ何も言わなくてもどんどん自分で勉強するようになります。なぜ、勉強しなくてはいけないのかを子供にうまく伝えなければならないのですか、ここでよく陥りがちなのが、遠い未来の話をすることです。

中学受験の勉強をして成功すれば良い将来が待っていると言われる方が多いかもしれません。言うのは大人ですからいろいろ経験した上でのアドバイスかもしれませんが、はたしてそれは子供に効果があるのでしょうか。
残念ながらそれほど効果はありません。なぜならば、いくら将来の話をしたところで子供には経験がないので実感を持てないからです。もちろん、将来の話をすることは大事ですが、モチベーションアップには効果は薄いでしょう。
それよりも、目の前の近い将来に対する希望を持たせることがより有効だと考えられます。

例えば、実際に中学校の文化祭や部活動の現場に連れて行って、子供に「ここに入りたい!」と思わせることも一つです。ここで生まれる願望は子供が自発的に感じたものですから、インパクトが非常に強くなります。ここに入りたいから、絶対に勉強を頑張って合格する!と思わせたらしめたものです。
実感の薄い将来の話よりも、実感の湧きやすい体験をどんどんさせてみることがモチベーションを上げるのに非常に効果的です。ぜひ、将来の進路の話だけではなく「この学校に入ったら○○が体験できる」「修学旅行は○○に行けるみたい」「こんな面白い行事がある」など、公立中学校では経験できないことを話してあげてください。

勉強をしなければいけないという前に、この学校に入りたいという気持ちを育てることを優先してみてください。自然に中学受験に対するモチベーションは上がってくるかもしれません。